働いた!・・と思ったが

                                              高野圭介自戦記

家田隆二八段 vs  2子 高野圭介


2006年10月1日 於 ランカ
151手完 白中押し勝ち

感性の問題
白17は下辺のデギリの味を消しただけの手。
そこで、黒18はキカサレで、何ともヌルイ。

20と上辺に展開して、充分の筈であった。
これは感性の問題で、心せねば、と思う。

黒一本
黒58まで、まあまあの相場と、家田評。
黒62からの切り返しは何となく黒好調の予感がある。
黒82.84の2段バネで、黒一本取った



働いた手順が

打たずもがな


黒96ハネ出しは働いた手順と思って打ったが、悪手であった。

白97と代わって、103で、左下隅に黒活きなしとは・・・
黒96では単に98と出て、黒2子の威力を保持していた。

遂に敗着
黒106が敗着。考え過ぎで、111に並んで、多分、白の活き筋が難しい。

白125から黒の対応が難しく、混沌の世界で、
もう、黒は勝てないだろう。

最後はコウとなっては幕。