血となり肉となる

                              高野圭介自戦記

家田隆二八段 vs 二子 高野圭介

2007年2月1日 於 大阪ライフ囲碁倶楽部
140手完 黒中押し勝ち



ライフ大阪囲碁倶楽部で、初のわいわいレッスン碁会である。

白7
白7、定石のいずれ来る筋から打った、変化球の立ち上がり

第一感、上ハネだが、白が隅に化ける変化が予想された。
したがって、ぬるいようでも、黒8と引いて簡明を期した。
結果、黒は両方打ったが、まあまあという感じだった。

こういう活きた指導が血となり肉となるのかも知れない。

黒34
黒34が一つの岐路だった。

やはり、譜の
黒34は棋理に反したと、思っている。
左辺を35より一路上に開くべきだった。
相当紛れてきた原因である。


黒72
黒72キリで、白75は辛抱を強要された。

タイミング良く、黒82ツケから隅のイキは大きかった。

黒118
決定打は黒118から120ノゾキで、いよいよ手がノビて、
味良く上辺をトリ切ったことだった。