賑わいだ盤面


                                            高野圭介自戦記

家田隆二八段 vs 二子 高野圭介

2007年5月3日 於大阪ライフ囲碁倶楽部
188手完  黒中押勝


家田先生は二度と同じ進行はない。いつもどこかで変化される。
この碁に関しても、やはり立ち上がり、右下の戦いが最初の難関。
そして、全局を駆けめぐり、かってない賑やかな碁となった。


最後に、倒れてしまったのは白だった。
初めて、やった!という快感だった。



先生の述懐「碁は勝てば元気が出るが、負けたら、ガクッと疲れが出ますね。」
私「私のような二子局にでも、ですか?」
先生「そうですよ。同じです。この碁も疲れましたよ。」
そして、「一番痛快なのは、九子局で、罠を作って、うまく誘導して、
カチャと嵌め込んで勝てたときは最高ですね」

手のことはご注意が二、三あったが、この話の方が楽しかった。