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                                  高野圭介自戦記

家田隆二八段 vs 先 高野圭介
              白逆コミ10目出し

2008年1月6日
家研・京都・パレスサイドホテル

183手完 黒中押し勝ち

初の、先の碁
先生からのお言葉である。

「高野さん、近く、学生OB代表として、
韓国へ交流試合に出掛けるというなら、
先(白逆コミ10目出し)で一局打ちましょう。」

先の碁とは初。嬉しい限りである。
独り、盤に向かった。

一局の趨勢 1R.黒19まで、走って打った。
2R.黒47まで、下辺大模様作戦
3R.黒65が岐路。とは言え、70だった。
 4R.以下は有効に黒139が打てるか・・・・

5R.
生き死にが掛かった詰碁が5箇所

1.
黒137で切れているのだが。
中の黒は白86が不気味。

2.右下隅の白
3.右上隅の黒
4.下辺の白
5.下辺の黒と白

無事、それらを乗り越えて、大団円。

アマし戦術
先生は徹底したアマし戦術だった。
少々薄くとも、白は取られない。
少々厚くとも、黒は破綻をきたす。

その思惑が少々狂ってきた。

「先生、お疲れのようでっせ」
一斉にギャラリーの異口同音。

確かに、白の覇気を感じなかった。
ぜひ体調を整えて欲しい。

あるいは
アマそうとすると、こうなるのかな?
定かでない。
家田先生・総評
家田先生の言葉

「高野さんは2子も先も何も変わりませんね」