タイミングが命

                           高野圭介自戦記

家田隆二八段 vs 二子 高野圭介

2008年12月7日 家研・ライフ大阪
142手完  黒中押し勝ち


いくら良い狙いでも、タイミングを外したら、
元も子もない!並み以下になってしまう。

家田先生の細やかなご高評を頂いた。

1.右上隅、
白15・三三は早過ぎた。黒をアツくしてダメ。

2.上辺、
黒20ウチコミは疑問。
白9にボーシして、様子を見るところか。

もし、白43なら、黒33が好手順。
もし、白が44なら、左上三三.にウチコミ。

3.上辺
白33は35コスミを逃した。


4.上辺、
黒48ツケコシは佳手だが、今で無くともよい。

5.右辺、
黒68ヒキはヌルい。
ワリコミが1番。61が2番。

6.左辺、
黒70ハサミは今が必然ではない。

7.中央、
黒80.82のワン・ツーパンチは白のボディに効いた。
タイミング良い小技。

8.中央、
黒102アテは白103を強要して強烈。

ここで、白の敗勢濃厚。

9.右辺、
白105の狙いはタイミングを逸していた。
狙っていたら、打たないといけなかった。

つまり、以下の手順を得ていた。

白89で、眼を右辺に向けて、白105を決行すべし。
そのとき、白は自動的に、113オシが打てた。
そのときは、黒102アテを無力化出来た。