活きた詰碁で、プロにヨミ勝った喝采の譜

プロ・アマ置碁決闘譜(2)

                                    高野圭介

家田隆二八段 vs 四子 高野圭介
                黒16目コミ出し

2009年4月2日 於ライフ大阪・家研
150手完 黒中押し勝ち

 有為転変
置き碁を石数とコミを変化させる碁、第2弾。

本局、
圧倒する黒から始まって、黒 ドンクサ2つ。黒 ピカイチ3つ。
最後に黒 ピカドンで幕


アホクサながら、この有為転変の心躍らす変化をご覧下さい。
(評は家田評)。



ドンクサ









 ピカイチ









ピカドン

 

ドンクサ1号・・・黒40・・・屁みたいな一着だった。

ピカイチ1号・・・黒44・・・
脱危機・高野さんの強さの一手(評)

ドンクサ2号・・・黒54・・・全く不要なのに。
このドンクサ2着で4子局が2子局に格下げしてしまった




ピカイチ2号・・・黒80〜92まで、黒のヨミ筋通り。
黒82ツギはアジ良き好手(評)

結果として、
白95と手入れしたのは価値ゼロ。
黒96とぶち抜いたのは天下御免!


このピカイチ変化で、黒は一気に優位に立った。

 

ピカイチ3号・・・黒112、114で、白生き方が難しい。
このピカイチ攻撃で黒は更に 1子分挽回した。

ピカドン・・・黒144で即死白13万人!
家田先生の口から漏れた「アッ!」という声。
黒150 で白頓死! 万事休す。
 

 白が手入れして  
万一、
白が手入れして活きていたら、という想定の下に
収拾した図を家田先生指導の下に作ってみたが、
コミ16目を引いても、黒に残っていた。
(参照・下図)


 次は正念場!


とは言え、危ない危ない。4子でも楽に勝てそうにはない。
次の3子局(黒コミ9目出し)は正念場!





白が手入れして収拾した図

176手以下略