もっと柔軟に打てないものか?

家田隆二八段  vs  三子 高野圭介
            黒9目コミ出し

2009年5月7日 於 家研・ライフ大阪
160手完 黒中押し勝ち

                                                  高野圭介自戦記



帰ってから、並べてみて、反省が出てくるわ出てくるわ。

20手に1手の失着は不本意。 こんなもので勝てるのが不思議


もし、
参考図の進行なら


黒は圧倒して
問題なく碁は
終わっている。


猛反省しきり
 

黒46は当然とばかりに打った。しかし、状況判断ができていない。

フリカワリの前に、一手が大切だった。
実戦の黒46は50にオサえると、参考図の進行だろう。

思うに、
黒26は秀逸の感覚!
本譜・黒48(本譜46)がヨミの欠如!
おお、天二物を与えず。




実戦はチャンスを逸している。後で、チャンスはなかった。

せっかく気分の良い変化で、白50で黒好調の流れが変わり、
形勢が翳ってきたのに、少なからず動揺した。


気のない守りの手。 黒108は負ければ敗着か。

上辺119に曲げの一手で勝利宣言が出来ただろうのに。

好着が救世主
 

黒38は唯一のシノギ。読み筋通りだった。

黒100は必死のパッチ。一戦交わらないと、白のインベーダーは止めようがない。
好判断だったと思う。


右下隅、白113からの揺さぶりに、黒116も含めて、間違わずに対応できたこと

なお、右下隅変化中、黒128ハネは攻守兼備の佳着。

家田先生は
「黒128のようなプロの頭に無い手を打たれたら、投了したくなる」と言われた。


打ち込み三子局は体力の限界・気力の限界・棋力の限界をひしひし感じた。

ともあれ、三子局も無事パス。やっと、二子局へ辿り着いた。