定石の届かぬ世界で打つ 家田隆二 vs 二子 高野圭介 黒4目コミ出し 2009年6月4日 於 家研・ライフ大阪 228手完 黒中押し勝ち 高野圭介自戦記 |
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「大目外し」 |
「打ち込み碁」と自認している2子局。 定石の蘊蓄は直接用を為さない碁を打ちたい。したがって、 定石であh見たことのない「大目外し」で打とうと、決めたいた。 先生は例の、星からの両付けで打たれた。 「あ、面白い!」と、心が高ぶり、緊張が走る。 先だって、村川 vs 西村戦で、(黒75〜85)の 星に両がかり新手試行中を検証したばかり・・・・ 私の生涯テーマの一つであったからだ。 |
第1ラウンド |
黒50と掛けて、「もう負けられない!」と意気軒昂。 黒62まで、圧倒している。 好機魔多しと、締まらねばならない、と自戒する。 平常心を欠いた黒72が唯一の放心の超ミス。 黒72で、75に打っておれば、決まりだったものを。 それでも、黒88と、自重。 |
第2ラウンド |
黒92から、新規巻き直しの局面。 黒106から110まで、準備工作完了。 黒112から130まで、再び黒優勢が明白。 |
第3ラウンド |
黒134と、カンヌキを降ろして、勝勢と自認した。 黒152は勝利宣言。 黒288まで、盤面10数目は確実で、白は投了された。 |
置き石と勝敗は 余り関係ない |
打ち込み二子局もお陰様でパスした。 今までの、五・四・三子局よりも、ずーっと安定していた。 置き石の少ない程肩に力を入れず、自在性に富んでいる。 思うに、勝敗は置き石とは余り関係ないようにも思う。 |
結末は予断を 許さない |
スポーツ心理学で言う「やる気」が一番。 いよいよ次は「先番・黒コミ1目出し」。 置き石の1子や2子、その価値が、 たいした意味を持っていないことが判然とした以上、 真摯に打って結末は予断を許さないとも思っている。 ただし、「黒コミ11目貰い」としよう。 |