黒、絶好の虎の口


家田隆二八段  vs  先 高野圭介


2012年8月2日 家研 於 しきつ囲碁倶楽部

180手まで、黒中押し勝ち

                                       高野圭介自戦記

 
理論上、黒有利 
暑さ厳しい日の続く中での指導碁である。

中国流がらみの変形。一隅をシマって打った。
左上隅、
フリカワリの定石は石の方向を
左辺から中央に展開して、順調と思った。

左下隅、白37は観音開きを強要されたのが問題。
黒三三に打ち込んでは理論上、黒有利と思う。

白、 放心の2着
白の大失着は白83と87のまるで放心の2着。

先生は「別のことを考えていた」と言われたが。
黒90と絶好のフクラミ=「虎の口」で、勝負あった.。

後は手厚く打つだけである。

先生のご自愛を 
今日の家田先生はちょっとオカシイ。
最終、20目の差が出ては、さすがの先生も気力が失せた。

先生は「高野さん、強くなられたなぁ」と述懐されたが、
あの2着の後退がオドロキで、先生の体調が心配になってきた。

暑さ厳しい中だけに、先生のご自愛を祈ります。



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