家田先生の蘊蓄と発想


家田隆二八段  vs  先 高野圭介

2012年9月6日 家研 於 しきつ囲碁倶楽部
189手まで、白中押し勝ち



                               
高野圭介

 
家田先生の蘊蓄
 
いつも思うことだが、家田先生の碁の蘊蓄には感嘆させられる。
局面を見る目。局面の変化に豹変するスピード。
手筋の鮮やかさ。攻め合いの正確さ。定石の蘊蓄。などなど。

 ハイレベル  
おそらくは、プロたる者なべて同様のレベルなのであろうが。
それにつけても、トップアマから将来嘱望の若手らも
ヨミの裏付けのあるハイレベルを身につけているのであろう。

 流石の家田評  
本局も、常識を超えた流石の家田評に、驚嘆した。

1.黒19は甘い。生きているから緩着。22辺りに打つこと。
2.黒73も71から中へ飛んで白2子を取り組んでおくのはいかが。
3.黒121は打たずもがま。単に123アテ。
4.黒141も今では問題。92の右へ割込みから両がらみが勝負手。

この4点だけ。そのダケが問題なのだ。

 
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