ひと味違う 家田語録

                            松本倶之 自戦記

家田隆二 vs 4子 松本倶之


2005年2月3日 於ランカ
109手以下略 171手完  白中押し勝ち


甘い汁を
家田先生には4子で指導碁をたくさん打ってもらっているが、
勝率はかなりいいほうである。

しかし、今回はそう甘い汁を吸わせてもらえず、
やきもち焼いて苦敗した。

やきもち
理由は簡単である。
わたしのやきもちである。

スタート早々、白の陣地が大きくなりそうに見えたので、
黒14と打ち込んだ。結果は黒は小さい世帯を持たされ、
後手で、しかも外を白く塗られてしまった。

塗られることは、分かっていたが、
序盤の早い段階ではマズかったと反省している。
壁は後で値切ればいいと高をくくっていたのが甘く、
その後苦戦を強いられた。


泡を食う
ご指導のとき、先生は、
早い段階でも、この打ち込みはプロの互い戦では
当然有り得ると慰めてくれたが、
哀しいかな、こちらはアマ低段者。

最近、仲間と対局しても、
すぐやきもちを焼くわるいクセがついて、
泡を食うをことが多い。

分かっちゃいるけど、止められないのだ。

家田語録

その1

先生は
いいアドバイスを2点してくれた。

<クルマの後押しは悪いというが、
かなずしもそうとも言えない。
4線でも5線でも中央でも押せるところは、
グングン押しまくるのがよい>


途中で格好よくケイマに外すことなんかせずに、
また後手になってでも、押せ押せだそうだ。

その心は、多分、少々地所を与えてもその威力、効果は
後でそれ以上効いてくるということだろうか。

家田語録

その2

<一応布石が終わったら、早い目に2線に目を向けよ>

早い段階で相手陣地への2線のコスミとかは、
応えてくれなくても大きいということだろうか。

いずれも一般的にいわれていることとは違う個性的アドバイスだ。

楽しく

タメになる

家田先生の解説は分かりやすく、ひと味違う<家田語録>は
ホンマに楽しくタメになることが多い。

末永いご指導をお願いしたいものである。


">