ひねった手 松本倶之自戦記 家田隆二 vs 松本倶之 4子局 2005年5月5日 於 ランカ 148手以下略 白4目勝ち 家田先生に指導碁を打ってもらうと、 一局の中に、必ずどこかで、1〜2手は変化球というか、 <ひねった手>を打ってこられる。 この碁ではスタートはやばやの白11の肩つきがそうである。 布石の段階では見たこともない手で、 ハマッテはならずと常識的に、黒12とツケていき、 まあまあの分かれとなったが、 もっといい変化図があったのでは、とおもわれる。 こういうひねった手を打ってもらうと、嬉しくなる。 第一、思考力がつくし、下手相手に試してみたくなるからである。 この碁、自分の反省点としては、 先生の着手に付き合い過ぎたかなと思うことである。 このたび、作成された碁吉会の囲碁格言カルタにある ウ 打たれた石のお供する それに近い。また、 ある囲碁雑誌を読んでいると、読者投稿川柳にあった。 石音のする方向に付き合って五十年 某 アマ低段者が上手と打つときの 心境を言い当てて秀逸句である。 今後は指導碁といえども、 もっと反発してみる態度が必要とおもわれる。 |