値千金の家田語録

                                      松本倶之自戦記

家田隆二八段 vs 4子 松本倶之

2006年10月1日 於 ランカ
128手完 黒中押し勝ち



第一着を
天元に


この碁は前回に引き続き、黒の第一着を天元に打って構えた。

天元の石を捨石と考え3子局で打ったらどうなるか、
練習のつもりだ。


100手をメドに
勝ちきりたい


結果は運よく128手で白の投了となったが、願わくば前回と同様、
百手以内で終局したかった。調子に乗ってるかな?

布石から中盤に向かう百手目までを、勝てるか否かの一応の目安と、
自分的に考えるからだ。


つまり百手を超えて白が打ってくるのは、
黒にあちこち、つけいるスキのある配石だからだと。
ま、百手を超えても勝ちは勝ちと素直に喜ぶべしかー。


2箇所の
疑問手


手直りで大きな疑問手2箇所。

黒28は黒22の左一間にとぶのよい。
黒44は黒4の下に立つのある。右辺に白の配石があるからだ。


家田語録
先生のアドバイスはいつも値千金であり、
ためになる色んな語録を言い残された。
が、悲しいかな、
時間が経つといつの間にやら忘れてしまう。申し訳ない。

忘れない魔法のクスリはないものか!。
「忘却とは忘れ去ることなり。忘れえずして忘却を誓う心の悲しさよ。」

昔の悲恋ドラマのナレーションであるが、
何を寝言いっているんや、ボケが始まっただけやんけ!と、
からかわれそうだ。