悪手なしだが、高段者への道遠し



家田隆二 vs 四子 松本倶之

2009年6月4日 於 家研・ライフ大阪
86手完 黒中押し勝ち

                                  
松本倶之自戦記

4子局のモデル 
この指導碁は、最初から4子局のモデルとして
教科書に載るような、観賞に耐える碁を打とうと心がけた。

少なくとも中盤に差し掛かるまでは形のいい碁を打とうと。

なぜなら、いつもは初めから石がゴチャゴチャ接触し、
棋譜を見るのもいやになる碁が多いからだ。

高段者への問題 
この心がけが奏功してか、
黒86手まで記憶する限り再短手数で終局した。

講評で、悪手なしとお褒めにあずかったが、
高段者を目指すならもっといい手があると、いくつか指摘があった。

そのひとつは最初のツケノビ定石だ。

黒8の手では下辺星下に構えるのが満点とのこと。

高段者への道遠し 
この手は承知しているが、過去何回か試みて、
途中で白からボウシやカタツキで
簡単に模様を消された苦い経験がある。

消されたら、その分どこかで得をするハズらしいが、
哀しいかなこれが分からない。

高段者への道遠しと言わざるを得ない。