神の手は舞い降りてこない

                               宮垣実自戦記

家田隆二八段 vs 宮垣実

家研 6子局
2005年1月3日 於ランカ
148手完 黒中押し勝ち


 今年第1回の家研は京都パレスサイドで催された。
私は六子で頑張ったけれども、またぞろ大石を取られて、
敗北の憂き目に遭った。
その悔しさも醒めやらぬ今日の指導碁。


 今日は二回目であり、又やられるか!と、緊張していたら、
家田先生がうっかりミスをされた。
三面打ちでよく見ておられなかったのか。

黒30で、白3子を打ち上げたら,
「それ、間違っているでしょう」とびっくりしたように指摘され、
こっちがびっくりした。

また、黒64で、もし65に味良くツナイでおけば、
白の大石がお陀仏になっていたと、指摘され、
2度、びっくり。

盤の上は広いなぁと、つくづく思った。

相手の石を殺すのに夢中になっている自分に、
絶好のチャンスが来ているのに、なぜ見えなかったか。
それが不思議でならない。

まだ、
自分には神の手が降りてこないなぁと、
実感した。



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