定石のうろ覚え


                     武知ハルミ自戦記

家田隆二八段 vs 武知ハルミ

3子局
2004年11月4日 於 ランカ
124手完 黒中押し勝ち


立ち上がりの定石はうろ覚えであった。

9か11か、白の選択権とは言え、
どちらかは黒の権利の筈である。
両方とも白に打たれてしまった。
この損はせいぜい数目とは言え、
初めに重い石を作ってしまった罪は大きい。

あと、
白の上辺からの石に食いつくしかなく、
黒30まで、外回りで頑張った。
黒まずは好調と、家田評。

ただ、途中、
黒22のカタツギは、5線にカケツギが眼形が多く、
形に暗い!と高野さんから愛の鞭。

白31への対応に苦慮した。
何しろ、黒はウスイので、いい手が浮かばない。
決断した32からの切断は、頭をぶつけたイモ筋で、
117ハネ、白33ヒキ、34と急所にノゾク形と、家田先生。

黒66は変な形で、どう打っていいのか、問題だった。
ヨミ筋は
55の下にアテ、白ツギ。黒61の下に鼻ヅケ。
しかし、ヨミが消えていき、決行できなかった。
どうするのだったかな? 今なお疑問中。

ヨセの反省。
黒90は91だったかな。
黒104も107と、反省しきり。

124まで黒手厚く、ヨリツキがないと、判断されたのか、
私は未だこれからと、思っていたのに、
突然、投げていただいた。



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