現にもどるきょうの初夢

                          武知ハルミ自戦記


家田隆二八段 vs 武知ハルミ

  3子局
2005年1月3日 於パレスサイドホテル
 108手完 黒中押し勝ち

 正月早々家研メンバーの揃い踏みです。
 わいわいと、楽しい碁となりました。

   私の自戦記は自分の感想だけですが、
   最後の手所では、私が投了する心の準備中、
   わいわいがやがやで、助け起こしされたものです。
   文殊の知恵は碁にもありました。


 黒14は対局中に、先生が「マイナス1点」と負の評価をされた。
ここでは下辺の星の大場に行くべきでした。

 黒48は地を意識しすぎてダメでした。ここで、
白49と芯を止められ、封鎖されたのは辛かった。

黒62は何を心配していたのだろう。
隅を鉄柱にシマっておくと、気分が良かったのに。

重大なのは黒68!

 黒68は白67のアタリに反射的に思わずツイでしまったが、
ここで、70に打てば白の一団が難なく取れていたはず。
棋譜を疑い我を疑う。疑う余地のなければ無いほど
今頃気が付くとは・・脳天気!やはり、
一手一手しっかり考えないと
反省しきりです。


黒82と、1目抜いて、
「あ、活きがない!」と、投了の心の準備開始。
しかし、そうもいかぬ問題が・・
新春用外野の応援団が旗を振り始めた。

石塔シボリから、黒102のオキと、
あれよあれよと、ウルトラQが繰り出され、
起死回生の蘇生術に、盤面に躍動する血の気が溢れてきた。

凄い凄い!他人事のような自分事。
あと、黒108まで、花見コウだからと投げていただきました。

これくらいヨメるようになりたいものです。


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                                 ハルミ



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