接点は天下分け目の要衝


                             武知ハルミ自戦記

家田隆二八段 vs 三子 武知ハルミ

2007年6月7日 於 大阪ライフ
123手完 白中押し勝ち


高野評
都合で、高野圭介さんの評で、論を進める。

1.立ち上がり、左上、
白19まで、接点の要衝を白に渡してしまった。

2.大場より急場
黒31は急がず、
上辺の薄味を補って、33が適切で、一着の価値あり。

3.中盤の難所
黒52は強い態度のようで、弱かった。
  つまり、52で、53に引けば、白に打つ手が無く、
  白はダメ詰まりで、上辺か中央に綻びは必定だった。

4.スケールの大を
黒68は右上隅を動くのではなくて、
  左辺を85と、下がって、更に119を狙って打つ。
  おそらく、黒の雄大なスケールは全局を圧倒した。