プロの見事な打ち回し 吉野従生自戦記
家田隆二八段 vs 吉野従生
2004年4月1日 於ランカ
3子局 131手完 白中押し勝ち 家田新定石発表
右下隅の変化は定石となっているものであるが、
さらに進化して、 黒12で、白1の上にハサムのが家田先生考案の新定石。 手順中、白が13のハネなら、黒16に。 白が14ノビなら、12と、打つのがよい。 家田先生評を中心の感想です。
黒36は4線から手厚くアテるべし
黒44は鈍重。白はすかさず星に5の5からカケとは驚いた。 黒46.48と出ぎっていったが、白の強いところでの戦いは無謀! 黒は冷静さを欠いた。 以下、壮絶な戦いが続くが、黒78では79にノビキッテ穏やかに打つべきであった。 白79キリ以下プロの見事な打ち回しをとくと鑑賞して下さい。 結果は黒模様の中で見事にシノがれ、 しかも黒の大石を葬り去るという離れ業には・・・ゲームセット |