大斜4本オシの決闘

                         吉野従生自戦記

  家田隆二八段 vs 吉野従生

  家研 2子局
 2005年4月7日 於ランカ
 149手完 白中押し勝ち


家田プロに対する2子局の次なるテーマは
「大斜4本オシの決闘」だ。

 黒22までは定石書の通りだが、白23で、変化。
いきなり白23からコウを挑まれた。
初コウにコウ無しと、コウを解消した。

黒36と、自分の弱い石の補強に手を回したが、
黒40はウチスギ。49と、ケイマすべきだった。
白45まで、中央を補強された後、
白53から、67まで、カナメの2子を制されては
黒、一気に非勢。

黒68をキカせて、中央の白を睨みながら、大網作戦だ

いざ、黒102から、中央の白に襲いかかった。
黒128、130で、白は万事窮したと思われたが、
黒134が逸機!54の左へ打てば、本望を遂げていた。

網に入った大魚を逸しての残念譜であった。



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