高目ハネ出し逆襲の強手

                            吉野従生自戦記

家田隆二八段 vs 2子 吉野従生

2005年8月4日 於ランカ
200手以下略 白中押し勝ち


家田プロに対する2子局の
次なるテーマは

「高目ハネ出しの強手」


 家田先生評


@右下隅

黒8とサガって
裏定石を試みた。



黒16.18は白の実利が大きく、相当な悪手。

打たずに、
単に黒20から24と割り込んで、黒も相当だった。



A左上隅

白からの
ハメ手



 変化中、
黒44では、一つ、47マゲを打っておくところ。

 そうすると、
ホウリこんで、コウ残りだった。

 でも、
二段コウで、なかなか黒も決行しにくいが。



B右上隅

結局、
セキで、
めでたし
めでたしだが、


上辺の戦いは
火花の出るようなせめぎ合いとなった。

結局、セキで、めでたしめでたしだが、
黒96で、99とノゾクと、黒は攻め合い勝ち。
しかし、
そのときは、白三三で、右上隅は白の活き筋が残る。

何もかも巧い具合にはならない。


C左辺

高野さんの評


黒166トリで、167にトビコミの方が大きかったか。
 高野さんの評がある。

 気がつけば巧くやられていて、白に8目残った。