隅の24ツケ・新手の試み

                               吉野従生自戦記

家田隆二八段 vs 二子 吉野従生

2005年12月1日 於 ランカ
183手完 白中押し勝ち

変型に挑む
家田先生との対局に際しては、いつも先生から

「新しい型、珍しい型(余り定石にないもの)」を所望されている。
 今回は「小目、一間高ガカリ上ツケ定石」の変型を持ち込んだ。


先生は既に

研究済み?


つまり「隅に、黒24ツケ」を試みたかった。

ところが、
白は「通常の三本這いを四本這って、24ツケを未然に防ぐ」
即興の変化で応酬された。


早くも失敗

 
私は、これはこれで、外勢が実利を上回ると、判断していたが、

先生の評では、白の実利が大きく、黒の失敗と、指摘された。

 それでも、黒36が緩着で、黒36で、41に、一間に構えると、
黒も雄大で、二子の威力は残っていると注意された。

お粗末!
後は、懸命に打ったが、

結果としては、白に四隅を取られ、中も打たれ、
打ってみただけとなったしまった。

 完敗の一局。お粗末!