ヨセられて、涙を呑む

                                吉野従生自戦記

家田隆二八段 vs 2子 吉野従生

2006年4月6日 於ランカ
200手以下略 白7目勝ち


敗着を探る


この碁は白7目勝ちとなったが、

家田先生の評を聞きながら黒の敗着を探ってみた


序盤の問題点


黒8は18マゲが正着。
黒26までの分かれは黒つらい。
黒32では直ちに41へケイマがよい。
黒44ノビでは46カケツギが本手。


白機敏


黒84では黙って85にサガリ、84はあ白に打たすべき
白103のハサミツケから、105.107と、先手で決められ、
白113.115と、2子を取られては細碁。


仕上げが問題。


黒116が敗着。
したがって、黒116では、左辺119にオサエたとき、
白は手抜きできない。・・つまり、先手。
そこで、右上隅から大猿に走って、黒に残っていたのでは。

残念な一局となってしまった。