わが生涯の名局


  家田隆二八段 vs 二子 吉野従生

2007年9月6日 於ライフ大阪囲碁倶楽部
106手完 黒中押し勝ち

                                           吉野従生 自戦記


わが生涯の名局
 家田八段を二子局106手で投了させたのはわが生涯の名局だ。


緩着・失着が
あったけど


やっと

 愁眉を開いた。


家田先生評

 黒14は緩着。
厳しい打ち方は、黒14で、黒62.白63を打って、7に隅からコスミ付ける。
白が2線に下がったとき、黒8から3線にコスんで攻めるのが形。
 黒32は失着。34にノビキリだった。

 白37に打つ手がない。
やむなく、黒40.42.44.46と、形を整えて、修正する。
やっと、黒57の手順を得て、愁眉を開いた。


反撃が奏功し

白見込み無く


待ちに待った黒62からの反撃が奏功し、黒86.88で、勝勢を築いた。

 黒106で、下辺に60目確定し、白見込み無く、投了となった。
 我が生涯の名局となった。