家田先生絶賛の二子局

                                                    吉野従生自戦記

     家田隆二八段 vs 二子 吉野従生

2008年1月17日 家研・ライフ大阪
114手完 黒中押し勝ち


得意の変化技
最近の二子局はミニ中国流でもなく、白1.3型が多い。
黒8に対し、白9と変化に出た。
家田先生得意の変化技だ。

黒10と一間にトビ、白11に対し、
黒はシチョウ有利と見て、12と、ツケコシて、戦いに出た。

そして、
左下隅を治まった後、黒26とウチコミ、
更に黒34と先手で切り上げ、待望の黒36と高目に掛かった。


模様に芯を
白47まではよくある分かれ。
黒48を一本キカせ、黒52と右辺を大きく盛り上げ、更に、
黒62と反撃に出た。

ここで、
白65ツケと反撃に出たが、黒72と模様に芯を入れた

フリカワリ完了。
又もや、
白75.77と変化して来たが、
黒78.80と大模様を確保し、黒84のノビに廻った。

白91は変化技。黒はその手に乗って、
黒92から100まで右下隅をフリカワリ完了。
勝利を確信した。

そして、
白101から中央へ出てきたが、黒112まで3子を棄てて
、黒114まで
大模様をそのまま大きな地に完成した。

お褒めの言葉
局後、
先生から
「一手のミスもない完璧な二子局!」
お褒めの言葉を戴いた。