囲碁アラカルト




1.碁のメカニズム




隅の先占

碁品のある立ち上がり。隅の先占が青眼の構え。
小目は好守の位置。星は均衡。三々は実利專守。

高目は上段の構え。目外しは下段の構え。
隅は隅でも、これらは又権謀の構え。

天元打ちは天下無一物。独歩の姿勢。





定石と布石

序盤の動きは、定石と布石の組み合わせ。
更に進んで、大場と急場の選択肢も肝心の場。

先手必勝はいつの世も。ただ、
先手の打ち得って、時によりけりということも。
後手の先手は囲碁哲学。

どの盤面でもじっくり腰を落として慌てない。





碁は調和:大場と急場

大場と急場が難しい。

高い低いだけではない全局の調和。
三々はW三線。星は四々・W四線。
四線は勢力線・三線は地合線と言った。
四線の厚みは無類のものがある。

いよいよは調和の問題だ。





ヨセが正念場

ヨセの段階で、勝負の決まることが多い。
両先手ヨセ・片先手ヨセ・逆ヨセ・ヨセコウ・etc.

「ヨセも力なり」
棋力の差のある・・・置碁の場合。

ヨセに入ったら、30~40目はヨセられている。

知らぬが仏。

面白いことに、序盤ですら、ヨセられることがある。
ましてや、中盤ともなると、無言のヨセが続々。

 

基本方針を貫く

想の当初の方針を崩さず基本方針を貫く。

とりわけ「模様の碁」。
元々「模様は模様にして地に非ず」。
即ち「厚みは囲うべからず」と、

模様を攻めに役立てて、地への質的変換だ。

カライ碁の方針も、模様のケシが待っている。