囲碁アラカルト




3.攻めの姿勢




攻めが基本

囲碁も人生も攻めが基本。
実戦は棋力に気力が伴ってこそ。
碁は充実した気合いで打つもの。

 碁はいつもどちらかが非勢が常の理。
気合い入れ、狙いを込めたパンチこそ力。

力碁の本領だ。 奮い立ていざ。



石の強弱

地の大小か石の強弱か。

大小は比較的分かりやすいが、強弱はなかなかの難物。
軽い石・重い石で強弱の判断が変わってしまう。

 攻められたとき、軽い石の尻尾切り。はたまた、
重き荷を担いで百里の道を歩むが如しか。




オシてキッて

「オシて、キッて、タタイて」
 切り結んで戦うのが戦いの定型

全局のバランスなんぞ、それからのこと。
戦いあるのみ。

 ウケてヒラいて、手を打って結んで、
という眠ったような碁はやっとられん。




のらりくらり

のらりくらり、どこが頭か尻尾か。

相手に決め手を与えない。それでいて、
いつの間にか全局をリードしているグニャリ型。

 強いのか弱いのかさへ分からない。
掴まないから強いんだろう。
人呼んで「たぬき」。


 

カス石・要石


10目のカス石を逃げる。2目の要石を捨てる。
5目の捨て石を活用する。

 一着の価値は盤中どれも不変なのに、
時と場合で石も金もごっちゃまぜ。

 碁は識別眼が問われる。嗚呼!