囲碁アラカルト

                      2021年8月18日

                      高野圭介 記




故郷山崎の地方棋士・三宅速隆曰く

「碁の上達法」を
「碁は勝ったの負けたの以前に、姿勢を問う」
と喝破しています。

 

 即ち、盤に向かう姿勢について。

1.姿勢。姿勢は碁を打つときの身体の姿勢。と
   盤上の石の形のよいことの絡ませています。

 2.碁らしさ。 碁らしさとは碁品ある碁かどうか。

 3.ヨミの力です。碁はヨミの深浅で決まります。




1.碁のメカニズム


定石の生きざま床し月朧  虚石


 
隅の先占 : 定石と布石 : 大場と急場

 
ヨセが正念場  :  基本方針を貫く:




2.碁の基本なるもの



膝を打ち棋理の玄妙風光る  虚石


 
 
基本は死活 : 石の方向 : コウの存在:

 
確かな手 : 打たない手




3.攻めの姿勢

 

攻めあぐみ守るに難し渋扇子  虚石


 
攻めが基本 : 地の大小か、石の強弱か:

 
オシてキって : のらりくらり : カス石・要石


 

4.負けて負けて強くなる



碁に負けて風塵の色夜半の月  虚石

 
 
ハネ殺し : 四隅取られて : 急に勝てだした


怖いが先・あゝ怖わ!  : 負けるのが好き


 

5.悲喜交々の声



ヨミ比べ悲喜交々や老いの春  虚石

 
早打ちマック : 時間切れ負け : 規約を守る:


碁会所の主 : とにかく強い人




6.精神的バックボーン



 囲碁ゲーム人生ゲーム冴へ返る  虚石

 
メンタルな様子見 : 形勢判断の三視点 : 琴棋書画 

 
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