囲碁曼荼羅

                                           高野圭介

囲碁曼荼羅 01
その昔、寺町は明源寺のお坊さんに「曼荼羅とは」と訊ねた。

「この棒を持って自分を中心に自分の回りに円を描いてみてごらん」
そして「この円が
「高野曼荼羅」です。」と言われた。




囲碁曼荼羅 02
この
公案を戴いてから、このまん丸の自分を見つめた。
誰しも心に「マンダラ」を持っていることになると考えた。

「高野曼荼羅」と「隣人の曼荼羅」「碁友の曼荼羅」などなど、
自分と周辺のすべてのものとの関わりなどで、次々と生じる
新しい世界を曼荼羅と捉え、
囲碁との曼荼羅も生まれてきた。。




囲碁曼荼羅 03
やがて、マンダラは内的な表意図として把握し、
本質や真理に至るためのアメーバーの図ということと理解した。

それが
「囲碁曼荼羅」構想に展開していった。




囲碁曼荼羅 04
大小様々な曼荼羅図が出現し,崩しては組み立て、変化していった。
今では、創造した囲碁曼荼羅はこの四つしか残っていない。

下図は現在到達している
究極の囲碁曼荼羅である。