楽しい「おもしろ詰碁」
                              天谷敬一



 平素から親しく烏鷺の道でご厚誼を頂いている
井原さんと高野さんの名コンビで詰碁の出版をされる。
メッチャ楽しい「おもしろ詰碁」ご出版おめでとうございます。

 その高野さんが詰碁の監修をされる。思うだけでもたいへんなことです。
私には出来ません。詰碁はどこまで行っても問題が生じ、
完璧な答えは本当に難しいと知っているからです。

 さて詰碁についていろんな思いを巡らせています。
私が碁がなかなか強くならない原因は「考える詰碁」が苦手で
「勘で解くような手筋」とか「次の一手」等に
興味を持っているせいではないかと思っています。

 ある文献によると囲碁は右脳を80%、左脳を20%使うゲームと言われています。
(因みに、将棋は左脳50%、右脳50%、チェスは左脳100%、右脳0%)

 おもしろ詰碁に取り組んでみて、なぜか身近に感じるのはなぜなのだろうか?
アマが作ったからなのかな? アマの目線にピッタリ。
それより難しく捻って落とし穴で困らすようなのが無い。
あるいはあまり左脳を使わないで、右脳を使い形から結果を推測できる
問題集からではないでしょうか?など。

 詰碁をやっていると、答えが出ないとイライラすることが多いので、
長続きしないですぐ本を閉じてしまうのがいつものことですが。
しかしおもしろ詰碁は続けてみることができました。これは不思議です。