詰碁のお勉強
                              加田美保子


 この度「おもしろ詰碁」ご出版誠におめでとうございます。

 10年以上前、大阪は桃山台の碁吉会主催のいずみの会で配布される
「おもしろ詰碁」の表紙に書いてありました。
「普段から指導碁を受けるプロの先生に{詰碁を勉強しなさい}と言われるが、
詰碁の勉強は難しく面白くない。すぐ眠くなる。」

 これは私が思っていたことです。
この碁罫紙に書かれた詰碁を見ると、実戦に出てくるような親しめる詰碁で
「よし、やってみようか」という気持ちになりました。

 当時の愛読書「囲碁研究」の詰碁も楽しく取り組めるようになりなりました。
今、詰碁の勉強に叱咤激励してくださった、今は亡き吉野従生
様。
また、碁吉会20周年のアルバムの表紙に井原様の詰碁を載せられた
松本倶之様を思い出しています。

 私が碁吉会でお世話になったのは2000年の
ヨーロッパGOコングレス・ドイツ大会に参加した時です。

それ以降、高野会長と井原様に接していますと、
実に爽やかな光景が目に飛び込んできます。
都突猛進型の高野会長に、いつもにこやかに接しておられる井原様、
お二人は素晴らしい名コンビと思います。

 私は井原様に指導碁をネットで打っていただいています。
毎朝早朝5時過ぎの着手です。PCの向こうで
優しいお顔で笑っておられるのが眼に見えそうです。
 今日も頑張ろう、勉強しようと、思うのですが・・・・。

 高野様、井原様の今後益々のご健康とご活躍を祈念いたしております。