力の入った面白い碁

                                    高野圭介自戦記

白 高野圭介  vs  先 松井祥治

2009年2月22日 於 ANAホテル
150手以下略 白中押し勝ち



決勝戦は終始白ペースかと思っていたら、
藤原プロの話では全く違っていた。なるほど、打ちにくかった訳だった。

「本局、二転三転している。 まあ、力の入った面白い碁でした。」と、観戦の諸先生。

最初立ち上がり下辺白大損した。
白24はハネずに、ノビぐらいでゆっくり打つべき。

白は形よく打ったが、幅が狭く、2目の損が大きい。

右辺で回復以上の大儲け。
黒53がぬるく、1手近い損。白の強行で、黒一気に退化。

このひととき、白の最高に気分のいいシーン。

第3ラウンド上辺で、白また大損
白82はボーシがよく、本譜は黒を固めた。

後は地が足らず、難行苦行・・・活路が見えない。
観戦者の楽しめる碁となった。


黒は白の猛攻をよくシノいだ。


黒は凌ぎきって、2目ばかりアマしていたようだ。

ヨセのラストシーン。
黒が時間切れ寸前、頓死して幕。


Cf:下記・参考図
 

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参考図 ほぼこのような進行

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