井山少年に纏わる二.三の秘話 高野圭介 |
|
トントンのこと | 井山裕太君がトントンで石を取ったら、声を上げんばかりに喜んで、 碁にのめり込んでいった」と祖父の鐵文さまが述懐されています。 因みに、小学校に入学した頃、毎月1級ずつ上がっていました。 ミニ碁一番勝負に1級で申し込んで、3ヶ月後には2段になっていました。 |
井山裕太語録 | 全収入を囲碁の上達に投入しても惜しくない。それで勝って稼ぐのがプロだ。 「棋士語録集」水口藤雄編から |
高尾紳路が感嘆 | 井山裕太名人が結城聡天元と対戦した 2009年の第20期竜星戦決勝戦第2局。 (因みに、竜星戦は1990年創設) 高尾紳路は黒15を評しました。 「見たことはありません。新手ですね。名人に定石無しと言いますが、 井山名人が自分の好きなように打ちたい手を打っている印象です」。 |
不断の努力を | 碁はロングランのゲームである。しかしその長道中にも、 手筋一閃、一瞬の構想の崩れ、などの瞬間に決まることもざらである。 その一瞬のチャンスをものにするために、 不断の努力の積み重ねが要るのだ。 『15の問題・井山裕太』・・・チャンスが2度あると思うな! 囲碁研究2008年9月号p.19. |