大天才・井山裕太少年が参加した因島大会


                                         高野圭介

 因島大会
 碁吉会が1998年春、阪本清士さんの肝煎りで、因島で大会を催した。
最大の出しものは因島の大親分・村上文祥と、
碁吉会会員として特別参加してくれた大天才・井山裕太少年の対局であった。

 その経緯については、碁吉会が創立10周年を記念して上梓した
「醍碁味」のまえがき・あとがきに詳細が見られる。

この一筋  
「醍碁味」まえがき(抜粋)

                    三木 正
この一筋

 碁きち会発展の歴史の中で目につく一つに、
天才少年として噂の高い井山裕太君の参加がある。

井山君の大成を見届けるのも会員相互の楽しみである。
ただ、私には井山君が我々と同じ路線を行く人とは思えないのである。

 強くて弱い
「醍碁味」あとがき (抜粋)

                    高野圭介

 実は最近、碁きち会は一県に匹敵する棋力を備えて参りまして、
確かに強くて、無敵を誇る因島軍団には、
村上文祥さんが助っ人作戦を敢行されて、
62勝62敗と打ち分けになった程であった。

 しかも、当方、井山裕太天才少年から15級まで参加しているのです。
従って「強くて弱い」としか言えない。

 碁きち会には女性の強い味方が鋭意参加し、大いに盛り上げてくれています。
そのためにも、女性を護る「禁煙」を徹底している。