腰こそ身体の中枢


ー自力整体・海野る美先生のレッスンからー

                                              高野圭介


レオナルド・ダ・ヴィンチの作図

ダ・ヴィンチ
整体の海野る美先生レッスンを受けて、
先生はレオナルド・ダ・ヴィンチと一緒だと思った。
 レオナルドがが絵をより真実に近づくために動物の解剖から、
人体の解剖にも立ち会い、極めて詳細に描き込んだ解剖図も残している。


ツボを押さえた
る美先生のレッスンも然り。

全体の骨格から、細かい骨組みの末端までの組み立て、動きにも、
また、筋肉の状態から動きまで、
人体の解剖図が先生の掌中にあって
実にツボを押さえたレッスンが続く。・・・・・・

経絡
壺と言えば「経絡」

経絡とは、ツボと五臓六腑、全身の筋骨組織には
経絡と呼ばれる全身を網羅している気血の流れ道がありますが、
驚くべきことに、る美先生はこの経絡にも精通されていて、
一見して、身体の状態を隅々まで読み取れるのです。

 これが、指導に直結していると言うことなのです。

腰から歩く
 かの有名なディユーク更家さんの歩きでなくとも、
背筋を伸ばしての歩行は美しい。

さて、腰から歩いて歩いて、歩いてみた。
気が付くと、少し腰を振っている。面白い・・・。

工夫をしてみた。
腰を振って歩いたら、腰から歩きやすいことが分かってきた。

腰が伸びてくると、顔が上がってきて、視界が広くなってきた。
遠くの山や空。飛行雲の美しさまで、見ながら歩くようになった。

腰の回転  
自力整体の腰の回転運動はラジオ体操の回転とは、基本的に違う。

ラジオ体操のはゴルフには禁物だが、自力整体のはまったくその通りで、
真っ直ぐな身体の軸は揺るがさないのです。
おそらく、テニスとか、野球のバッテングなど、
球技のあらゆる腰の回転はこうだろうなぁと、思っています。

 自力整体の「開脚」も相撲の「股割り」そのもので、
ヨーガの「結跏趺坐」ももちろん「半結跏」もカリキュラムの一つです。