記憶の一局


晴れの四位入賞  2017年6月7日





炎帝組(高段者)八名(位)表彰。




 

仲良し三人が揃って、3.4.5位入賞で、壇上賑やか。わーわー話している。

 


 


 


尭帝組(低段者)八名(位)表彰。・・・何香濤先生も四位入賞。

 


炳輝選手は香港の曹権輝プロ七段の子息で、香港でも強豪。余昌民と親しい仲。
私は2015年開封大会の最終戦で当たり、先番7.5目負けている。

今回、2回目の対局。 善戦できたら上等と、思っていた。・・・案の定・・・

 


高野の先番。四隅取って、中打って、4目半負けた。不思議だったが・・・

 


白番 曽 輝 vs 黒番 高野圭介
              黒7.5目コミ出し

173手以下略  白4目半勝ち




白は冷静な碁を打たれています。
特に、白102を見ていますと、ほんとうに強い人はこのような人かと思わせるほどです。

最近の碁は四隅取っても良いとは決して言えず、碁が変わってきましたね。
黒23トビツケはしゃれた手でした。しかし、黒25は27でしたね。
黒は中も取ってやられましたが、善戦されています。

                                  棋士 家田隆二 八段 寸評




 

 過去最高の四位入賞おめでとうございます。棋譜も見せて頂きました。

序盤は白有利な戦いの様に思います。
中盤以降で黒がニ間飛びで模様を囲い、白その下一間、黒三々、の展開がありますが、
この展開で逆転し難い碁になった様に思いました。

此処は左下隅に一間か小桂馬にかかり、相手の出方を見るのが面白いのではないでしょうか?

中央はカチカチの模様なので囲っても、感激が少なく、
寧ろ飛び込ませて戦いに持って行くほうが、棋理にかなっている。と言うのが私の見解です。

ハツラツとした棋譜を見るにつけ、元気と勇気を頂きました。どうもありがとうございます。

                                            浜辺 荘