中国の風土というか習慣、人情など
見聞きしたこと。




日本には無い発想がある。郷に入れば郷に従え。     高野圭介 記

 
四川省(蜀の国)は土地も風土もも豊かであるが、交通が不便で閉鎖的な民風である。

 ガンバレは加油(チャヨウ)だが、蜀(だけ)では雄起(シェンチ)という。つまり「勃起せよ」と声援を送る。

 
   

もう20年も前、北京の運動会に出逢った。紅い大きな旗がいっぱい立っていて、ドラの太鼓が凄い。
女性の甲高い声援が聞こえてきた。 私は「黄色い声」と言った。

黄色の声は閨の桃色の声のことと言われた。嗚呼!


ボイたくり・・切手代

ホテルの受付のカウンターで、日本宛のはがきの投函を頼んだ。
そこへ、若いホテルマンが出てきて、もっともらしくどこかへ電話しはじめた。
曰く「50元」と。・・・・何と1000円である。

「止めた!」と撤回した。


後日談である。

その絵葉書は唐騰さんの手で、北京から日本に送られてきた。
何と、書き留めみたいに、判子をついて受け取ったそうだ。



 
空港までのモノレールに乗った。座席はアルミ製。硬座席そのもの。なるほど修理など不要である。

片道切符がペラペラ紙ではなくて、テレホンカードを四枚分にしたような厚みと美麗さである。
それが改札の器械に一回で吸い取られてしまった。不思議だった。

聞くと、それは再利用されているという。果たして使い捨てのペラペラと、どっちが経済的なのか?


    

私たち老人が乗り込んだら、荷物も持ってくれたし、サッと席を譲ってくれた。優しい。


税関でライターの検査が厳しい。

家内の口紅の形がライターに酷似しているとかで、再三ならず詰問された。
仕舞いに、顔写真頼りにゲート前の待合にまで来て調べられた。


金属製が間違われやすい

 
中国国内の談話会では、少子化問題・教育問題がテーマだった。
内容は推測するだけだったが、一人っ子から生じる問題だろう。