開封大会特選譜 互先 阿部正行(日本) vs 先番 劉 思明 (北京) 2015年5月11日 名人教授杯3日目第7局最終戦 110手以下略 先番中押し勝ち 阿部正行 自戦記 |
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中国棋院の初代理事長は陳祖徳。引き継いだのは、王汝南。三代目、華以剛。 次の、四代目が今回の対局相手の劉思明、その人である。 現在は、中国囲棋協会主任・王汝南の次席、副主任・劉思明である。 滅多にお相手出来ない先生と対局出来たことは本当に良かったと思っている。 |
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対局を終えて、劉氏と私はすぐ感想戦を始めた。 気がついたら、10分も経っていたのだろうか、延々と感想を交わしていたのだ。 言葉は全然分からないのに、全く違和感がありませんでした。 囲碁の別名・手談とはかくもあらんと、感慨に浸ったものです。 |
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石の流れ | 序盤、黒13の疑問手から、中盤・50手辺りまで白ペースだった。 特に、25〜50手の頃は、黒、辛い進行だった。 左上隅、黒99から始まった応酬で、コウが生じた。 このコウの処理に、黒に一日の長があったようだ。 |
転機になった手 | 白52。白の疑問手。63にツグべきだった。キリがキツい。 黒63キリがいかにも痛烈で、白の足取りが乱れ始めた。 最後、白92は93にオサエて、一貫性があったはずなのに。 嗚呼! |