公開対局にやんやの拍手


祝 夏奈子・本大会のメインイベント

ひょんなことから、オールメンバー出演・公開対局を催すことになった。






公開対局の見どころ

                                高野圭介

「この碁は、何としましても、二人の天才同士の対局であります。
普通、プロはプロの修業を経て作られた才能の開花したものが多い、とは家田先生のお言葉です。
その点、20才で三重県代表となった浜辺さん。18才で全日本チャンピオンの夏奈子さん。
これこそ、天才と言わずして、何でしょうか。
このご両人のヨミの早さ、深さをしっかりご覧になって欲しい。
そして、発想の素晴らしさ、形勢判断の確かさも同時に味わって下さい。」

 


 


オール・クラシナ総出演。  負けるも勝つのもクロガネノ・・・さすがに鑑賞に堪える名局だぁ・・・

 


私たちは、白も黒も応援してるんだよ




ここを押し上げて、黒の絶対のチャンス!


 

緊張!緊張! 間違ってはならじ・・・と。   スコアもスペア付きで・・・お茶を飲む間もないなぁ。

 


ヤングパワーも軽快なフットワークで大活躍




凄い碁だ・・・やっぱり違うなぁ

 
 


敵の健闘讃えつつ・・・黒い手が白を持っていたんだぞ。  じゃあ、白が黒を・・・




互先  浜辺 荘  vs  先番 倉科夏奈子
                        6.5目コミ出し

持ち時間40分 消費時間 白32分 黒25分
178手以下略  白5目半勝ち

家田先生の評は対局者にも筒抜けで、打ちやすいようやら、打ちにくいようやら・・・


家田評 三者の形勢判断も

黒17は中から18と打つのが、この際面白そう。
黒26は左辺67と掛かるチャンスか。26は白は打たないところ。

黒55の時の形勢判断が、家田評は黒良し。夏奈子評は黒良し。
浜辺評は黒は30目強の地は出来たが、白は形勢に自信があった。

黒67は即75と、三三入りであったかも知れない・・・とは家田評。

黒81から83.85の手順は天才夏奈子の面目躍如!

黒の敗着は113。打たなくても切れないから・・・
ここで、右上隅を116からハネツグチャンスを逸した。