竜幸の碁

姉に揉まれて利かん気の,そして素直でとてもいい。 さあ、今からだ!



                             高野圭介




 優勝 開成中学校 ( 東京 ) 
 二位  船橋市立行田中学校 ( 千葉 )
 三位  松本市山形村朝日村中学校組合立鉢盛中学校 ( 長野 )




 

 
竜幸は本大会三位となった
鉢盛中学校(男子3名)の副将を務めた。
これとても、立派な銅メダル。

初めての3位で嬉しかったです。僕は全然打ってなかったから
すごく緊張したけど仲間のおかげで勝つ事が出来ました。

残念ながら、個人戦は予選落ちで敗退しました。
ともあれ、今からもっともっと強くなりたいと思っています。

                           竜幸





竜幸君や二人の姉に接していると、八丈小唄を思い出した。

元歌 「あにがあんかもうし、あがぼーくなるに、かんものしびでもけろじゃなし

和訳 「姉は何もかもうてくれなかったが、私は大きくなった。
    薩摩芋のヘタさえくれなかったじゃないか」

意味 「
独立独歩の倉科家では自由が支配していて、誰も人のことは構ったりしない。
碁のお勉強でも、手を差し伸べて指導するなども殆どない。
でも僕は強くなった。姉は姉だ。僕は僕の道を行く


そのような環境かと、思う。 きっと凄い三姉妹弟だ。
無言の中にお互い叱咤激励し、きちっとした秩序が保たれているようだ。

来年は見違えるように強くなりたい。

 


対局中、気がついたことだが、三姉妹弟共に、対局態度がすこぶる良い。
お母様に聞くと、「
背筋を伸ばして打つと、全局面がよく見えるし、強気で打てる」とか。

 


全員注視の中、バッチ!と打った。良い気合いだ。


家田隆二八段 vs 先 倉科竜幸(中2)

120手まで打ち止め






とても素直で良い少年だ。 私も若いときがあったのになぁ 良いなぁ・・・


高野圭介 vs 先  倉科竜幸


160手完    白中押し勝ち
2013年8月6日  於 シーパル須磨