関棋50周年の万に一つの贈り物 {関西棋院流}の指導碁・・・過去の棋譜から・・・ 高野圭介 |
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関西棋院流 | 1980年の初めのこと、東野弘昭九段がしみじみ言われた。 「高野さん、小目に高目から掛かって、ツケヒキ定石を打ちました。 そのあと、ツメられて、中に一間トンだのです。 観戦記に、その手を{関西棋院流}と書かれました。 どう思いますか?」 東野先生が{関西棋院流}にこだわっておられたのが印象的だった。 当時、華やかで、反発力の強い本田邦久九段だけが、中央で人気があった時代。 確かに当時、関西棋院の碁は総じて位が低く、三線に石が集中していた。 本局も、白石のペッタンコがまさに{関西棋院流}! 先生は、「指導碁だから・・・」と宣うかも知れないが、 それならば、更にオカシイ。 |
指導碁について苦言を呈す アマにはどう打っても勝てる! アマして打って、ヨセて勝つ。・・・これが楽で良い・・・ アマは「プロは強い」と感じるだけで、何の指導にもなっていない。 この程度の指導碁が横行しているのが実体である。 2016年現在の棋壇の様子を俯瞰するに、 世界のプロ棋士900名の内、700位から900位の200名が九割まで日本のプロが占めている。 同様に、アマもトップグループからずり落ちている。棋壇はもはや泥沼。 その原因は何か? このぬるま湯の棋壇にあるのでは、と喝破したい。 |
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遠藤隆博九段 vs 2子 高野圭介 2000年9月1日 於 リーガロイヤルホテル 関西棋院創立50周年記念イベント 142手完 黒中押し勝ち(白の大石トン死) |
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