楽しく嬉しい関棋60周年の贈り物

                                                      高野圭介



20の数字


最近、しきりと20の数字にこだわりがある。

例えば、
「関西棋院と私とはちょうど20年の差だな」とか
「今日は20(二重)の喜びだな」
「今日は20人もの大勢の方々とお会いしたな」などなどだ。

     
旧交を温める
三木正、中平邦彦、竹之内正子・清水美子と奈良の友人達、
本庄三男、武知ハルミ、深山美代子、井原嗣治やら旧交を温める。

坂井秀至・お母様、結城聡、家田隆二、村岡茂行・美香、丸山豊治、
関山利道・奥さま、宮本直毅、矢田直巳、吉田美香、林耕三、陳嘉鋭、
水野久美、東野弘昭、森山直棋、久保田大、ほか大勢の先生。

       

     

「雨洗風磨」の著者・中平邦彦さんが元気な顔を見せた。  早速「雨洗風磨」にサインを・・・



関山利道先生ご一家との会話



「先生が子どもの頃、お父さんの利夫先生と兄さんの英利君とご一緒に私の家へ来られましたね」
私が利道さんと3子局を打ったりしたりしまして、・・・・僭越でした。
利夫先生は横目でその碁をよく見ておられました。

そのとき、家内がやんちゃな弟さんに何か美味しいものでもと・・・・「僕、何が好き」と聞いた。
「ケンカが好き。喧嘩だよ」・・・・「えっ、喧嘩?」

「今も喧嘩好きですか?」・・・「ははっっh分かります」と、美しい奥さま。

その昔に話を戻そう。

帰阪された利夫先生から一通の手紙が届いた。
「子どもにご指導を戴いてありがとうございました」とのお礼状だった。

そんなことがあるものか!・・・プロの神髄を知ったのでした。

 


金野為人七段  vs  2子 高野圭介

2010年9月4日 於 リーガロイヤルホテル

関西棋院創立60周年記念イベント

116手完 黒中押し勝ち

反省にも限界


逡巡することなく、手直しのように打てた

とはいえ
本局は私の高さの限界と思うが、次元の違う先生からの眼では
あの手この手に妙ちくりんに映ることだろう。

私の気に掛かる一手一手

黒40のケイマカケは一間が正解じゃないか?
白47はワリコミから打てば、問題なかった。
白89はほんとうに手抜きは出来なかったか?

こんなことを思うと、自分の碁に何か重大な欠陥を感じる。でも、
「反省する」と言っても、自力の反省には手の届く低さでしかない。