黄山と北京のトラブル発生


                                              大須賀敏泰

 苦い経験
 黄山と北京で、タクシーでの不愉快な思いをしました。

 特に初めて中国に来た佐藤さんにとっては、印象苦い経験になりました。
景徳鎮での 中国人の友人達との楽しい思い出いでが吹き飛んでしまったのですから。
 
 黄山
 黄山では生憎と雨天で観光ができなかったのと、タクシーで嫌な思いをしました。

 宿泊したホテルの翌日、ホテルからバス駅まではタクシーで5元程度で行ったのですが、
その先を黄山の麓まで、バス乗車券を1人18元で買おうとすると、
女性のタクシー運転手がしつこく纏わりつき、バスと同じところまで60元で行くから乗れと言う。
 
 佐藤氏・菊本氏が乗り降りが面倒だから、タクシーで行くことになりました。
もう少しでもう少しで着くと言うところで 何も無い人気の無いところで降ろされそうになりました。
60元ではここまでだと・・・。ケーブルの駅まではもう60元出さないと行かないと言う。

しかたないので、それを了解してもう1度乗ると、
今度は方向違いの反対側に連れて行き60元、そこから帰るのに更に60元と騙されました。
とても嫌な気持ちでした。景気が悪いくて稼ぎがないのかな〜とも感じました。
 
北京空港 
 雨の中、黄山を観光し、
失意と後悔の念で黄山空港から北京行き飛行機に乗りました。

北京空港に着きました。
深夜のタクシー乗り場で、4台のタクシーに乗車を拒否されました。
荷物が多いから、2台で行けと。

 何処でもタクシー1台に荷物を載せて移動していたと言っても、
そこに居いる4,5台のタクシーは、
グルになっているみたいで載せてくれませんでした。 

 乗車拒否
 すると、白ナンバーのワゴン車(12人乗り)の運転手が、
佐藤さんのトランクを強引に離れている面包車に乗せました。

佐藤さんが荷物を追いかけていきました。(このときに佐藤さんが、
トランクを取り戻すために、ボストンバックから手を離したようです。

 その後我々はタクシー整理係員に事情を訴えて、載せてくれる車を探すと、
10台以上の車が拒否して通過していきました。

係員は強引にタクシーの流れを遮り、1台のタクシーを停車させました。
すると、そのタクシーは、指示に従い停車すると見せて、急発進して逃げ出しました。

 
トラブル  
 タクシー係員は怒って緊急警戒網を敷き、空港内の全交通を停止させ、
件のタクシー運転手に戻るよう緊急指示し、場内は騒然となりました。
すると別のタクシーが我々を乗せるというので、
喜んで乗車したて、酒店公寓につきました。


 パスポート

 でも、タクシーの中には佐藤さんの「ボストンバック(パスポート・現金・デジカメなど入っている)」が
無くなっていました。

下車したタクシーの中をいくら探しても無いのです。

それから佐藤さんは空港にとって返し、タクシー乗り場の係員に忘れ物が
無いか確かめたのですが、有りませんでした。事件発生です。


 どうも最初の面包車のゴタゴタの時に、
ボストンバックを隠されたのではないか(盗られた)のではないか、
その時以外は我々3人で荷物を確認しながら移動していたのですから。

 
 無法地帯
 私は抵抗力が有るので無害でしたが、
深夜の北京空港タクシー乗り場は無法地帯になっている現実を知りました。

 お蔭様で佐藤さんは、パスポートの問題もあり、送れて独りで、
27日夕方、成田に帰国したとのことでした。

 ともあれ全員が命と怪我無く帰国できたので、不幸中の幸いと思っております。