景徳鎮大会

第3回戦

互先  余 昌民 vs 先番 高野圭介

108手以下略 白中押し勝ち

                                      高野圭介


余さんは武漢の出で、深川に住居を構えている。
重厚なお人柄で、碁も重厚の二文字風。

大会では常に言葉を交わして、親しい仲間の一人。
今回は、
素敵な奥さま・趙さまとご一緒だった。




余 昌民は私が雅永と親子で来るのを知って、
「古い諺」と言って、対句詩を贈ってくれた。

打虎親兄弟 上陣父子兵




 
3局目の対局相手は親しい余さん。

本局、109手以下黒が訳の分からぬ着手を連発して、敗退してしまった。

黒101キリの時、チャンス到来と、引き締めて!と言い聞かせた時、
人格が変わったのでは?と、後で思った。

「私は65歳、高野さんは81歳。15歳の年齢差はこんなものかな?」
「白108手までは黒有望なんだが、どうしたことか??」
「まあ、これだけ打ててるから良いんじゃ無い」と慰めて貰ったりした。

ただ、自分にとって、哀しいかな、3局目、4局目となって、
相手の強さに疲労がたまってきたのか、中盤過ぎての頃、
急に散漫と成り、自分で,何をやっていたか自問したくなるような現象が、
自然発生しているのを知った。まさに 老化の最中!

 



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