桂林最強の少女と打つ


桂林の人口は50万。姫路市と同じ。
そこには幾つかの子どもの囲碁学校があって、
その中の一つ。「棋芸中心」を訪ねた。

ここに棋芸とは中国将棋、世界将棋(チェス)と囲碁の総合ということである。

この「棋芸中心」には500人の生徒と24人の先生が居て、
生徒は週2回程度の学習と聞いた。
私の対局した 厳 古韻棋(10歳)少女は抜群の棋力で、
5段(日本の7段)という新進気鋭。

対局開始と共に、背筋を伸ばし、ピリッとした雰囲気が漂う。素晴らしい!

                                              高野圭介

 






 


 

 
 





お好み親善対局


互先 高野圭介 85歳  vs  先番 厳 古韻棋 10歳
                 先番 7目半コミ出し

記録 当中心 某インストラクター

174手以下略  白10.5目勝ち

 



 
自戦対局感想

                                          高野圭介

開始早々、二つの目外しと黒11のハサミ。
これは力自慢の布石で、厚く打つにしかずと、決めた。

これが、白の甘い碁を誘導していった。

黒21コスミはハマりだから、単に28と下がるのが良い手らしいが、後が判らない。

黒67は右辺72の辺りから消しか踏み込みかと問われると難しそう。どうだったか?

黒73は下辺に広く開くと、出入りが大きくて地合に自信が持てない。どうだったか?


実は、白は甘すぎて、上記のように打たれたら、完敗したでしょう。

なお、黒111は気合いで,こう打ちたいが、
冷静に114とタケフで、どうだったか?
余り白には自信が無かった。

強い少女でした。