城崎温泉・蟹食い囲碁ツアー

2021年12月20日~21日






海老に鎮座まします飾り棚  虚石



  



蟹食ひも名ばかりなる小皿かな  虚石



蟹ならで水とビールで杯を   虚石




汽車の旅




滑る汽車大福餅を頬張りて   虚石






城の崎にて
                                   志賀直哉

あらすじ

 

東京山手線の電車にはねられ怪我をした「自分」は、
後養生に兵庫県の城崎温泉を訪れる。

「自分」は一匹の蜂の死骸に、寂しいが静かな死への親しみを感じ、
首に串が刺さった鼠が石を投げられて必死に逃げ惑っている姿を見て
死の直前の動騒が恐ろしくなる。

そんなある日、何気なく見た小川の石の上にイモリがいた。
驚かそうと投げた石がそのイモリに当って死んでしまう。

哀れみを感じるのと同時に生き物の淋しさを感じている「自分」。
これらの動物達の死と生きている自分について考え、
生きていることと死んでしまっていること、
それは両極ではなかったという感慨を持つ。
そして命拾いした「自分」を省みる。





蟹づくし





蟹づくし勝手ツンボの嘘誠   虚石


 



城崎観光






残り雪素足に下駄の湯屋めぐり   虚石






日和山観光



雪肌のロープウェイや経流る   虚石