別府の才人・山口 完



                                 高野圭介

爽やか完さん
山口さんは爽やかな人である。
爽やかは秋の季語。春でも爽やかなのは年中爽やかなのだろう。

それに比べて、山口さんと居れば、自然に
私の野暮ったさがいやというほど目立ってくる。

碁楽会の対戦表は山口さんの精根尽くした苦心の作のようである。
六人一組のリーグ戦を幾つか作って、出欠の妖しげなところは
一カ所に集めて、変化に対応する。・・・推測・・・なるほど

何もすべてお任せ切りの事務長さんだ。

碁の読心術 

 
完さんは学生時代から碁の中にどっぷり浸かってきて、
苦労された分、碁打ちの読心術を心得ておられるようだ。

たぶん、碁もその延長線上にあって、碁を取り仕切る。
まだ、分からないが、ひょっとして、
ギシギシ音を立てて打つのではなくて。
コントロールよろしく、碁盤を制す式かも知れない。

あ、そうだ。高川の狸か、山口の狐か、いやいや秘めたる力か。
そう言うと、中国では碁のことを「木の狐」と言うと聞いた。
(狐は賢いから、騙し合う・・・・の意)

今度盤を鋏むときは、眉唾を忘れまいぞ。

 別府観光

 
お住まいの大観山はきっと高級住宅地?
私は別府と言えば地獄めぐり。それしか知らなかった。

こんど、あちこち観光ルートのエッセンスを歩いて、
別府のベップたるとことを初めて知った。

いや、まだまだだろうが・・・