中杉隆世師・巻頭句
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けらけらと笑へる独楽となりにけり 隆世
酔ひどれの天使のごとく独楽笑ふ
独楽つひに笑ひ転げて眠りけり
ホトトギス2021年5月号
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「ホトトギス」6月号に掲載されている「雑詠句評」
独楽つひに笑ひ転げて眠りけり 隆世
ともすれば陳腐になってしまう擬人だが、
的確かつ軽妙にリズムよく仕立てれば佳句になるのだ、
とあらためて感じさせてくれる一句。
中七から下五はもちろんなるほどと思わせるが、
つひに、の一語により、回り続けている独楽の
美しい姿とそれがだんだん限界に
近づいてくるまでの様子も見え、巧みである。
肖子
正月の遊びの代表的なものの
一つである独楽は色々な種類があるが、
紐を軸に巻いて、投げるようにして地上で
回すのを結構見たり実際やった思い出がある。
その回り始めから転んで止まるまでの景だが、
その様子を人間の笑いに例えたところが秀逸である。
生き生きと独楽が描けた。
廣太郎
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皆さまからの嬉しいお言葉です
高嶋衡さん、有難うございました。
昨日、藤井啓子さんのお電話で知った次第、
引き続き平岡良一さん、浜崎素粒子さんから
お祝いの電話を頂きました。
斗星さん、特選喜んで下さっているようで良かったです。
斗星さんのお姉さんは凄い美人だったのを覚えています。
そのお姉さんと一緒に居られるとのこと、安心ですね。
「ホトトギス」の巻頭句に対する斗星さんのご感想、
大変有難く参考になりました。持つべきものは友ですね。
中杉隆世
虚子を知る一人となりし虚子忌かな 隆世
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