高野先生との出会い

−米寿のお祝いに寄せて−

                                     川嶋宗継


高野先生、米寿をお迎えになられたこと心よりお祝い申し上げます。




龍野高校の大先輩

2017421日に、従兄弟の紹介で、高野先生にお出会する機会を得、
3子で打っていただきました。
すぐ後に手合い違いであったことが露呈
しましたが、何よりもいつも打っている碁とは、
全然違った何か次元の違いを感じたことを鮮明に覚えています。

高野先生は私の卒業した龍野高校の大先輩であり
、先生の数々のご活躍をおいおい知ることになりましたが、
お出会いでき、囲碁の指導をしていただいていることに心から感謝しています。

さて、私は20歳の頃に囲碁を覚え、

27
歳の頃までクラブの先輩や同級生と夢中になって囲碁を楽しみましたが、
職を得た後は、研究に忙しかったり、近くに囲碁を打つ相手にも恵まれなかったりで、
対局は年に数局くらいになり、日本棋院の雑誌をみたり、

NHK
杯囲碁トーナメントを見るのが囲碁との付き合いでした。





定年後の碁


40年近くこういった状況が続いた後、定年を迎え、タイ・チェンマイで3年間過ごした後、
居所を大津から生まれ故郷のたつの市に移しました。

たまたま、市の広報に
2015年「たつの市長杯囲碁大会」の案内を見つけ、
参加したのが再度の囲碁に取り組む機会になりました。

特に、
2016年の大会で3人の高校時代の同級生との出会いがあり、
その後、誘われて公民館でいろんな人と対局を楽しむようになりました。

4
段で登録していますが、何とか打てています。



風鈴会と碁吉会

こんな状況の中で、高野先生にお出会いできました。
その後、先生のお誘い受け、風鈴会と碁吉会の仲間に加えていただき、今日に至っています。
風鈴会は、原則として毎月、第
1・第3火曜日の午後に開かれています。

会場は、家から
2時間弱と少々遠いのですが、できるだけ休まないようにしています。
とても楽しい会で、メンバーと一緒に高野先生の直々の指導を受けています。
連碁を打ったり、過去の対戦棋譜を見ていただいたりの指導が中心ですが、
いつも褒めていただくことは稀で、ピント外れの手の指摘・修正が圧倒的に多数です。






見ている黒白の石以上の何か

教えていただいたこを実戦に活かすことは極めて難しいですが
対局の時は先生も私も同じ黒白の石が置かれている碁盤を見ていることになりますが、
先生には私が見ている黒白の石以上の何かが見えているのではないかと思います。

対局の後、家で並べ直して反省するように心がけていますが、いつも感じることは
一見バラバラである白石はいつのまにか互いに連動して、全体の中で存在をアピールしていきます。
一方、私の黒石は、依然バラバラで部分にやっと存在させてもらっているといった感じです。

碁吉会ではネット碁の十番戦や交流戦でお世話になっています。

高野先生はじめ、強い方々と打っていただくのは実に楽しいひと時になっています。
皆さんとの差を少しでも縮めたいと思い勉強していますのでこれからもよろしくお願いします。



健康第一で

高野先生は米寿を迎えられましたが、テニス、ゴルフ、水泳といった
スポーツにも取り組まれているとお聞きしました。

今後もずっと健康を維持していただいて、
先生が盤上の黒白の石以上に見られている何かが私にも見えるようになるまで、
ご指導をよろしくお願いいたします。