白  高野圭介 vs  2子 森川 勇

                   先番3.5目コミ出し

189手完  白 中押し勝ち




対局に際し、森川さんは私の著書「宍粟の碁」の話をされた。
一気に親密感が漂う。

手合いが「先・二」と言うことで、握って二子局となった。

本局、鮮やか手筋の応酬で、着手がとてもリーズナブルと感じた。

帰宅後、総譜を採るのも石がすらすら出てくる。
対局者二人とも気持ちよく石が噛み合い、楽しんで打ち上げたと思う。



湯川光久九段 寸評

 
白の布石にスピードがある。

左辺、白37.39のツケギリは鮮やか。

本局は白45で終えるのが美しい。



 
家田隆二八段  寸評

 
白25の大ケイマ・白27の二間トビの二手は軽妙

白43.白81のポン抜き二つは大きかった。


 
高野圭介  自戦感想

 
黑58に愕然とし、危機感を感じた。

必死の白67の一間カケ。白71のワリコミ。で局勢打開を。